最近は、中学受験をするお子さまが増えています。ある民間調査によると、首都圏では中学受験率が約18%、特に東京23区では私立中学への進学率が4〜5割に達する地域もあります。その背景には、探究学習や総合型選抜への対応など、私立中高一貫校への期待の高まりなどがあるようです。
一方で気になるのが、教育費負担。中学受験となると進学塾に通うお子さまが多いですが、大手塾では小4〜小6の3年間で約300万円前後、小6だけでも150〜180万円と急増しています。さらに私立中学入学後も、年間約110万円、3年間で約330万円程度がかかるとされており、中学受験準備から卒業まで600万円超かかるケースも珍しくありません。
こうなってくると、中学受験に関わる費用も、「日常生活費からの支出」ではなく「長期の資金計画」としてとらえる必要がありそうです。並行して、大学進学資金として400〜500万円の準備も必要ですし、目先の住宅ローン返済や将来のセカンドライフ準備とのバランスも欠かせません。
教育資金準備は、幼少期から積立を始める、児童手当を活用するなど、「早くから」「長期間で」備えることが大切です。来年から導入される予定の「こどもNISA」の活用も期待したいところ。進路の選択肢が広がる今だからこそ、「希望」と「家計」のバランスを見据えた、かしこい準備を心がけましょう。