MMF(マネー・マネージメント・ファンド)とは公社債投資信託のひとつで、一般的に銀行の定期預金よりも高い利回りとなっていることが多く、運用先のひとつとしてお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
11社ある国内大手運用会社では、日銀のマイナス金利の影響を受け、新規募集は中止されており、すでに償還を決めているところもありましたが、ここで全社が償還をする見通しとなり、MMFが姿を消すこととなりそうです。
このMMFに似た商品としてMRF(マネー・リザーブ・ファンド)がありますが、こちらは証券総合口座専用に開発された投資信託ですので、証券会社の口座がある場合は、MRFも同時に持っているという方もいらっしゃるでしょう。ただし、MRFには決済機能の役割がありますので、今のところ償還ということにはならないようですが、利回りは0.01%台に低下しています。
そこで、安全性の高い運用先のひとつとして考えられるのが、「個人向け国債」です。当然マイナス金利の影響を受けるのですが、適用利率の下限が0.05%に設定されていますので、どんなに実勢金利が下がったとしても、この利率が保証されます。
個人向け国債には「固定3年」「固定5年」「変動10年」の3種類があり、3月募集の適用利率を決める際の基準金利はいずれもマイナスとなっているのですが、3種類とも利率はすべて0.05%です。今後、MMFからの資金移動先として、個人向け国債の人気が増々高まっていくものと思われます。