10月より、大手銀行を中心に変動型住宅ローンの基準金利が0.15%程度引き上げられます。
そもそも変動金利は、銀行が企業に融資する際の優遇金利「短期プライムレート(短プラ)」に連動しています。日銀が7月に政策金利を0.1%から0.25%に引き上げたことにより各銀行が9月に短プラを0.15%引き上げたため、今回それが変動金利に反映されることになります。
一般的に変動金利は、上記短プラに一定の金利を上乗せして「基準金利」とし、さらに借りる人の信用力等に応じて優遇幅を決めて引き下げ、「適用金利」としています。つまり、適用金利は借りる方によって異なるわけです。あるメガバンクの例で見てみると、8月までの短プラ1.475%に対して基準金利は2.475%で、最大優遇幅2%が適用される方の場合、適用金利は0.475%となります。
今春に利上げをした固定金利と比較すると、足元の金利差が1%以上ありますので、現在は7割以上の方が変動型住宅ローンを利用しています。多くの銀行では、金利が変動した場合でも返済額が5年間は変わらないとする等の措置を設けていますので、支払う総利息額は増えますが、返済額は急激には増えないようになっています。
住宅ローンの負担は家計にも大きな影響を及ぼすことが多いため、今後の金利の動向をチェックしながら、借換えや繰上返済など金利上昇に向けての対策を検討していきましょう。