以前、海外の通信社が行った「医療制度に関する満足度調査(2010年)」では、日本における医療の満足度が22ヵ国中、最下位の15%と報じられ話題になりましたが、実際、日本の医療レベルはどうなのでしょうか。
たとえば、いまや「国民病」ともいわれる「がん」に関するOECD(経済協力開発機構)の調査データにおいて、大腸がんの5年生存率(2004年~2009年)は、日本が68%で第1位となっています。他の部位においても、乳がんが第2位(87.3%)、子宮頸がんは第4位(70.2%)で、日本は高い生存率を誇っていることが確認できます。つまり、治療の進歩が生存率を向上させているとも考えられ、日本の医療レベルは高いといえそうです。
また、日本では入院時に食事の配膳がなされ、ベッドメイキングをしてくれたり、必要であれば体を拭いてくれたりといったことがありますが、これは日本独特のもので、欧米ばかりでなく他のアジア諸国でも行われていないようです。このような、満足度の数値には表れないような手厚いサービスが、日本にはあります。
とはいえ、私たちにとってなんといっても大切なのは病気にならないための取り組みです。生活習慣病予防のための「特定健診(いわゆる「メタボ健診」)」やがんの早期発見のための「がん検診」は欠かせません。アサヒグループ健保組合においては、通常40歳からのメタボ健診が35歳から受けられますので、早めの対策ができそうですね。