金利上昇の流れを受けて、社債の話題をよく耳にするようになりました。
社債は企業が発行する債券で、投資家は社債を購入することで、満期償還までの間、約束された利息を受け取ることができます。利払いは通常現金で支払われますが、最近は一部をポイントで支払うなど、ユニークな債券も登場しています。一例で確認してみましょう。
丸井グループが3月29日から抽選の申込みを受け付けている「エポスカード会員向け社債」は、購入可能額が額面1万円単位(上限が100万円まで)、満期償還までの期間が1年間の短期債で、抽選に当選すれば購入することができます。この債券、税引き前の利率が年1%なので、預貯金の金利と比べると確かに魅力的なのですが、利払いのうち0.7%部分はエポスカードのポイントで支払われるという点が特徴的です。そのため、「誰にとっても」というよりは、「エポスカードをよく利用する人」にとっての有効な投資手法といえそうです。
個人の債券投資もブームの兆しが見え始めており、今後も社債の案内を目にする機会が増えそうですが、今一度確認しておきたいのは、債券は株式と同じく直接金融の代表選手と言う点です。投じた責任は自身にありますから、「貸したお金が戻ってこない」ということがないように、発行企業の状況や格付け等についても事前に確認することで、納得した投資を行いましょう。