アサヒグループ

Weekly

FPトピックス

しっかり感染症対策をして「がん検診へ!」

 昨今、コロナ禍で病院に行きたくない、あるいはかかりつけのクリニックでも発熱があると受診できない場合があるなど、医療機関との距離を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。新型コロナウイルスによる影響の1つとして、健康診断やがん検診などの受診率の低下がクローズアップされています。

 がん検診については、緊急事態宣言下で検診が延期された、という実情もありますが、会場での感染を不安に思って控えてしまった、という声も聞かれます。日本対がん協会調べによると、2020年のがん検診受診者数は、前年同月比で2割以下にまで落ち込んでいる月もあり、国立がん研究センターの医師が、がんで亡くなる方を減らすためのカギは「早期発見・早期治療」であることや、がん検診の大切さについて訴えているテレビCMも流れています。医療機関や検診会場では、受付時間をずらす、受診者同士の距離を保つなどの配慮や、消毒・換気などの感染防止対策をしっかり行っているとのことです。

 定期的な検診が果たしている役割がとても大きいことはデータが実証しています。胃がんや肺がんの検診受診率は2019年までは年々増えており、年代によっては直近で50%を超えました*1。そして先日国立がん研究センターから発信されたデータによると、がんによる国の75歳未満の死亡率(年齢調整死亡率)が2005年から2015年までの10年間で15.6%減少、2019年までの14年間では24.2%減少しているのです。また、都道府県別のがんによる75歳未満死亡率では、地域ごとの特徴が明らかになっており、部位別では、胃がんは東北地方の日本海側、肺がんは男性は近畿地方、肝臓がんは西日本、乳がんは大都市圏および東日本、白血病は九州・沖縄地方で死亡率が高くなっている、というデータもあります。

 がんで亡くなる方は、年間37万人を超えています*2。がんの罹患には、経済的な側面をカバーするためにがん保険への加入を検討するのも備え方の1つですが、まずは早期発見・早期治療のために、受診時の注意事項を守ったうえで検診を受けることをお勧めします。


【参考】
*1:国立がん研究センター がん情報サービス「都道府県別75歳未満年齢調整死亡率」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/age-adjusted.html

*2:国立がん研究センター がん情報サービス「最新がん統計」
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html


FPトピックス バックナンバー ※タップするとリストが表示されます。

Copyright c2014 Know's i-land,Inc.All rights reserved.