6月13日に成立した年金改正法により、iDeCo(個人型確定拠出年金)についても大きな改正がありました。今回は2つのポイントを確認しておきましょう。
1つ目は、拠出可能年齢(加入期間)の引き上げです。現在は、原則65歳未満*までしか掛金を拠出できませんでしたが、改正後は70歳未満まで加入できるようになります。
2つ目は、拠出可能額の引き上げです。会社員や公務員の第2号被保険者は、月額掛金の上限について次のように変わります。①企業型DCやDBなどの企業年金に加入していない会社員の場合は、23,000円が62,000円に大幅増額され、②企業型DCやDBなどの企業年金に加入している会社員の場合は、他の企業年金の掛金額と合算した上限が、55,000円が62,000円になります。つまり、合計枠が拡大されたことで、iDeCoの拠出可能額が増えることになります。改正後も、拡充された掛金全額が毎年の所得控除の対象となるため、拠出している間の税負担のさらなる軽減効果も期待できます。
改正法の施行は2028年頃を目処に予定されていますが、今後動向に注目しつつ、上手にセカンドライフの資産形成に組み入れていくようにしましょう。
* 60歳以降も第2号被保険者や国民年金の任意加入被保険者である場合