保険料、というと公的なものも含めて「常に値上がりしていくもの」と思い込んでしまいがちですが、自動車保険に関しては値下げの傾向が顕著です。自動車やバイクの所有者に加入が義務付けられている自賠責保険が、今年4月1日以降の契約から平均で16.4%引き下げられました。これは、自動ブレーキの搭載など、自動車の性能が向上したことにより交通事故が減少しているためです。警察庁の統計資料によると、令和元年中の交通事故による死亡者数は3,215人で、3年連続で戦後最少を更新しています。
そして、来年1月からは任意の自動車保険についても保険料が値下げされることになりました。前年に事故を起こしていないことなどの前提条件はありますが、平均で0.5~1%弱程度の下げ幅となり、契約の7割以上が値下げ対象になると言われています。昨年までは、事故が減少していることで、加入が義務付けられている自賠責保険が値下がりしているのに、なぜ任意加入の自動車保険は保険料が上がり続けるのか、といったことが疑問視されていました。ここにきてようやく自動車の性能向上による安全の高まりが保険料に反映されるわけです。
任意加入の自動車保険の見直しの際には、ネット型の自動車保険に変更したり、補償にダブりがないかなどをチェックしてみると、ご自身で簡単に保険料を引き下げることができます。ご自身にとって必要な保障を確認し、無駄なく加入したいものですね。