先日、三菱UFJグループが約10年ぶりに、短期国債を中心に運用する「マネー・マネジメント・ファンド(MMF)」の販売を復活させると発表しました。2026年からまずは機関投資家向けに販売し、将来的には個人投資家にも展開される予定です。
マネー・マネジメント・ファンド(MMF)とは、国債や高格付け社債など安全性の高い債券だけで構成される「公社債中心の投資信託」です。株式のような値動きが激しい資産を含まないため、元本の大きな変動リスクは抑えられる一方で、年換算利回りは普通預金金利より高めになるのが特長です。
また、従来は売却の申し込みから代金の受け渡しまでに3、4日程度かかっていましたが、今回は新たなブロックチェーン(分散型台帳)技術で管理することで即時に換金できるようになる見込みです。即時換金ができれば、「すぐ現金化できる資金置き場」として活用できるようになり、さらに使い勝手がよくなるでしょう。
預金のような保証はないので元本割れの可能性がゼロではありませんが、資産形成を考える上で「リスク抑えめ+流動的な現金的資産」の選択肢が増えることは嬉しいことです。楽天証券などでも「マネーファンド」として個人向けに類似の商品の取り扱いがはじまっていますので、今後は「マイホームの頭金準備」や「ボーナスや退職金の一時預け」など、ライフイベントに関わる資金の保管先としても活用できるでしょう。