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「統計データ」は正しくしっかり活用したい!

 ニュースや新聞等で取り上げられている「統計不正」問題。以前は厚労省によるものでしたが、昨年明るみに出た問題は、国交省が、業者から提出された統計データの内容を無断で書き換えていたため、同じ業者の受注実績を2回集計する「二重計上」が生じて、公表される統計が過大なものになってしまっていた、というもの。政府は書き換えによるGDPへの影響は限定的だとしていますが、中小企業支援の政策にはすでに影響が出ているとも言われています。

 このように、国の統計データは様々な制度や政策などを決める際の根拠となるなど、社会全体の情報基盤にもなるものです。統計法という法律にも定められており、国の行政機関・地方公共団体などが作成する「公的統計」には、体系的に整備すること、適切かつ合理的な方法により作成すること、中立性・信頼性を確保すること、容易に入手できるように提供すること、被調査者の秘密を保護することなどの基本理念があり、行政機関等はこの基本理念に則って公的統計を作成する責務がある、とされています。本来はきちんとしたルールにより適正に調査され、正しく分析が行われるべきものですから、この機会にしっかり正してほしいものです。

 なお、国の統計データは広く公開されており、私たちも簡単に確認することができます。日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイトである「e-Stat」では、様々な角度から統計データを探すことができるようになっており、グラフ化して活用したり、統計を学んだりするためのサイトなども準備されています。たとえば「なるほど統計学園」では、小学校高学年から高校生を対象として、統計が楽しく学べるようになっており、大人が見ても参考になるような用語辞典やエピソード集のページもあります。ライフプランを考える際にも数値を目安にしたり、分析結果を参考にしたりするなど、活用できるデータがたくさんあります。ぜひアクセスしてみてください。

【参考】
総務省「統計制度」
https://www.soumu.go.jp/toukei_toukatsu/index/seido/1-1n.htm

総務省「政府統計の総合窓口e-Stat」
https://www.e-stat.go.jp/

総務省「なるほど統計学園」
https://www.stat.go.jp/naruhodo/index.html

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