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「貯蓄」と「投資」、それぞれのメリット・デメリットを踏まえて資産形成について考えよう!

 今週は週明け早々から日経平均株価が大きく値を下げたことがニュースになりました。資産形成を行う上で「運用」が不可欠であることはわかっていても、このようなニュースを見ると、投資について二の足を踏む方もいらっしゃるかもしれません。

 資産形成においては、リスクとリターンが表裏一体であり、そのバランスをどう取るかがポイントになってきます。「貯蓄」と「投資」、それぞれの特徴をしっかり把握して活用していくことが大切です。

 さて、ここで質問です。『将来に備えて、10年間、給与から毎月30,000円を銀行の普通預金で積み立てる場合、適用金利が0.001%であれば、10年後に受け取れるのはおよそいくらになる?』

 ・・・答えは3,600,182円。積み立てた額が3,600,000円ですから10年で増えたのは182円となります。このように、現在の超低金利下では、預貯金でお金を育てるのは難しい状況です。貯蓄のメリットは、基本的に「自由に引き出せる」という流動性の高さと言えるでしょう。日常生活資金を始めとした、すぐに必要となる可能性のあるお金は、こうした自由に引き出すことのできる「貯蓄」の形で、持っておくことが大切です。

 これに対して、今すぐに必要にならなくても、将来のために増やしていきたいお金は、株式や投資信託などを利用した「投資」の形で、長い期間をかけて少しずつ増やしていくと良いでしょう。資産形成のため、毎月30,000円を積み立てて、想定利回り(年率)4%の投資信託の購入を始めた場合、10年後に想定通りの運用ができたとすると、4,415,285円となり、ここから手数料等が引かれることにはなりますが、普通預金の10年後との差は歴然です。ただし、値上がりや利益の分配などを通じて、預貯金よりも利益を得られる可能性が高いという性質がある一方で、値下がりした場合には元本割れとなることもあります。それでも長い期間、資産を分散して積み立てれば、ブレ幅を小さくすることができますので、一般的には、ある程度先のライフイベントの資金を準備するために活用するのに向いているといえるでしょう。また、投資信託や株式など、投資した商品をお金として使うためには、それらの資産を売却して現金に換えるなど、一定の手順を踏む必要があります。たとえば投資信託の場合は、通常お金を受け取るまでに4~5営業日かかりますので、流動性はあまり高くない、ということになります。

 それぞれのメリットをうまく引き出しながら活用する。そのためには正しい知識のインプットと状況に応じた対応が必要です。FP個別相談などを利用し、ご自身の資産形成の目標にあった運用を考えてみてはいかがでしょう。

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