昨今の日銀による相次ぐ金融政策の修正で、足元の長期金利は0.9%台にまで上昇しています。それを受け、民間の金融機関に動きが出てきました。
三菱UFJ銀行では、今まで期限にかかわらず一律0.002%だった定期預金の金利を、11月6日から、10年もので0.2%と、まさに「100倍」の水準に引き上げます。5〜6年ものでは0.07%、7〜9年ものでは0.1%になります。定期預金金利の引き上げは、預金者にとっては朗報です。今後もメガバンクをはじめ他の銀行が追随する可能性もありますので、今後の動向に注目したいところです。
また、生命保険商品についても更なる動きが出てきています。住友生命は11月1日以降の契約分から、保険料をまとめて納める一時払い終身保険の予定利率を0.9%から1.0%に引き上げました。10月には0.75%から0.9%に上げており、2カ月連続の引き上げとなります。明治安田生命保険も12月1日以降の契約分から、教育資金の確保を目的とする学資保険の予定利率を0.75%から1.3%に引き上げます。予定利率とは、契約時に保険会社が契約者に約束する運用利回りのことですが、高い運用利回りが約束されるということは、契約者が負担する保険料は割安になります。
ただ一方で、金利の上昇は住宅ローン金利の上昇にもつながりますので、今後の動きにも注目しながら家計管理を行う必要があるといえるでしょう。