今月初め、日経平均株価が歴史的な急落をしたかと思えば(8/5終値31,458円)、翌日には過去最大の上げ幅による回復を見せるなど(8/6終値34,675円)、日本の株価は大きく動きました。米国の景気後退予測の懸念から、米国に集中していた投資資金の分散が見られ、その行先の一つとして「金」投資があります。
「金」は、価格が上昇したときに売却して差額でもうけることは可能ですが、株式等と違って保有中に配当等(インカムゲイン)が受け取れるわけではありません。その反面、金という金属が持つ価値は簡単にはなくならないことから、「万が一のときにも安全な資産」という側面を持ち合わせています。
金投資の方法としては、金地金(現物)を直接購入したり、小口で現物を定期的に買い付けていく方法のほか、金価格に連動することを目指して投資を行う上場型投資信託(金ETF)を購入する方法もあります。現物と金ETFとでは利益に対する課税方法も異なりますので、金投資をする場合はそれぞれの特徴を確認して選択する必要があるでしょう。
これまで一般的に、金価格と株価は「逆相関」するものとしてとらえられてきました。つまり株価が上昇すれば金の価格は下落し、反対に金の価格が上昇すれば株価が下がるというわけです。今回のように市況が大きく動く局面では、今まで以上に「分散投資」の考え方が大切になってきます。各運用商品のメリット・デメリットをしっかり確認して、どのような資産をバランスよく保有するのがよいかを考えてみましょう。