最近、スマートフォンの新しいサービスについてのTVCMが特に増えているように感じている方も多いのではないでしょうか。今月より、携帯電話大手各社による大幅な値下げが予定されていることはニュース等でご存じのことと思います。サービス内容などが大きく変わろうとしているため、この機会に新しいシステムについても確認しておかれることをお勧めします。
「5G」という言葉を耳にすることが多いと思いますが、これは、第5世代の移動通信システムのことを意味しています。これまでの移動通信システムは10年を1つのサイクルとして大きく進化してきています。1979年に導入されたアナログ式の自動車電話が「第1世代」。1993年にデジタル方式の「第2世代」が導入されてからは、パケット通信というデータ通信が始まり、音質や電池の持ちが格段に良くなったと言われています。そして、2001年に導入された「第3世代(3G)」では、現在の使い方にだいぶ近くなり、携帯電話をインターネットブラウザとして使用したり、動画を見る、写真を撮影してデータのやり取りをする、といった使い方が一般的になります。その後、「第4世代(4G)」は2015年に導入されて現在に至っています。
第1世代からの約10年ごとのシステムの進化により、最大通信速度は約10万倍になり、それに伴って携帯電話の使い方が変わり、私たちの暮らしにおいての影響力も大きくなってきたのです。こうした歴史の上に、2020年3月からサービスが開始された5G。その特徴は「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」。たとえば、従来の移動通信システムと比較して最大通信速度を100倍高速化することができたり、遠隔からのロボットなどのリアルタイム操作が可能になる、身の回りのあらゆる機器やセンサーが接続され、データ分析などが実現されるなど、5Gはあらゆる産業分野での活用が期待されています。
そんなにすごいなら、今すぐにでも5Gに変更したい!と思われるかもしれませんが、まだサービス提供エリアが限定的のため注意が必要です。5G通信に対応したスマートフォンやモバイルルーターがなければ、こうした恩恵は受けられません。現在、日本の5G整備は世界最高の水準を目指して急ピッチで進められているところですが、全国にそのネットワークが整備されるのには数年かかると言われています。5Gについて、情報を収集しながら、ネットワークが全国をカバーして当たり前のように使えるのを楽しみに待ちたいですね。