天皇の退位、即位の儀式はテレビ中継され、ご覧になった方も多いでしょう。この儀式において話題になった「三種の神器」。八咫鏡・草薙剣・八坂瓊勾玉という皇位とともに承継される由緒あるものです。
私たち庶民にとっての「三種の神器」といえば、1950年代は「白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫」。当時、豊かさの象徴として、あこがれの電化製品であり、天皇が承継する3つの宝物に擬えて、「三種の神器」という言葉が流行語にもなりました。その後、時代は移り変わり、デジタル家電が登場したことによって、「デジタルカメラ・DVDレコーダー・薄型テレビ」が「デジタル三種の神器」などと呼ばれたこともありました。
令和となった今の時代では、一般的に「ロボット掃除機・全自動洗濯乾燥機・食器洗い機」を指すことが多いようです。家事にかかる時間を減らすことができるため「時短家電」ともいわれており、共働き世帯には欠かせない「神器」といえるでしょう。
さらに、最近はサブスクリプション(定額制サービス)が広がりをみせており、今やロボット掃除機のサブスクリプションを始めようというメーカーも出てきています。今後、モノは「所有」から「利用」に移っていくのではないでしょうか。
その理由として、住宅設備や家電などモノがインターネットで家ごとつながるIoT( Internet of Things)の進展が挙げられます。それぞれのライフスタイルに応じた機能の追加やアップデートが可能となることから、モノを所有しないで利用する消費スタイルに合致しているといえるでしょう。
サブスクリプションを選択することにより、家電の買換えで支出が突出するということもなく、支出が平準化されることになり、家計に対する備え方が変わる時代がすぐそこまできているのかもしれません。