人工知能(以下、AI)が囲碁の対局でプロ棋士を破った、というニュースに驚いた方も多いのではないでしょうか。また、AI搭載のロボットが接客するホテルの開業という話題も記憶に新しいところです。身近なところでは、自動ロボット掃除機にAIが内蔵されているなど、すでに私たちのくらしに溶け込んでいるものもありますね。
こうしたなか、医療現場でのAI活用の可能性に関するアンケートが行われました。医師専用コミュニティサイトを運営する「メドピア」が、医師約3,700人を対象に行ったもので、「AIが診療に参画する時代は来ると思うか?」という質問に対して、約7割の医師が「20年以内に来る」と回答しています。
医師のコメントでは、「数値化やマニュアル化できる部分に関しては早いうちに機械化が可能」、「専門性が必要な希少疾患の診断にはAIが有用」との肯定的な意見も寄せられています。
その一方で、「患者の声や表情等の微妙なニュアンスの読み取りはプログラミングが難しい」、「間違いを起こしたときの責任の所在など、法的・倫理的な問題をクリアするのにまだ時間がかかる」との慎重な意見もみられました。
今後は、病気の特定や治療の提案はAIが行い、治療中の患者とのコミュニケーションを医師が行う、などという医療スタイルが実現するかも知れません。これがどう医療費に反映されるのかも気になるところですね。