2020年4月からスタートした国の高等教育の修学支援新制度。しっかりとした進路への意識や学ぶ意欲があれば、家庭の経済状況に関わらず大学や専門学校に進学できるよう、「授業料・入学金の減免」と「返済不要の給付型奨学金の支給」を2本柱に学生を支援する制度です。
これまでこの制度は、住民税非課税世帯とそれに準ずる世帯の学生を対象としていましたが、2024度からはその対象が①子どもが3人以上の多子世帯、②私立学校の理工農系の学科等に在籍している場合、の中間所得層へ拡大されました。例えば、本人(18歳)・給与所得者の父・専業主婦の母・中学生の4人家族の世帯が支援を受ける場合、これまでは、住民税非課税世帯に準ずる世帯の基準で世帯年収約380万円までが支援の対象でしたが、今年度からは、①または②に該当する世帯について世帯年収約600万円までに支援の対象が広がります。支援を受けられる条件や支援額については世帯構成等で異なりますので、条件の詳細やどのくらいの支援が受けられるかの試算は文部科学省の特設ページで確認してみましょう。
こども家庭庁を中心に、国の子育てや教育に対する支援制度はどんどん拡充されており、高等教育については政府が2025年度から多子世帯に対する所得制限なしの無償化の方針も発表しています。子育て・教育支援関連の国の動きについて引き続き注目していきましょう。
文部科学省「学びたい気持ちを応援します 高等教育の修学支援新制度」
https://www.mext.go.jp/kyufu/index.htm