●少額から始められる不動産運用とは?
国土交通省が今月3月21日に発表した2017年1月1日時点の公示地価は全国平均で前年比0.4%プラスと2年続けて上昇しました。その理由として、訪日客向けのホテル用地の需要が高まったことや、景気回復を背景にオフィス需要が堅調に推移していることなどが挙げられます。また、札幌市や福岡市など地方の商業地も上昇しており、それには、三大都市圏に比べると地価が安く、比較的高い利回りを確保できるとして投資マネーが集まっている、という側面があるようです。
そこで、運用を考えている方にとっては、「不動産投資」も選択肢のひとつになるのではないでしょうか。例えば、「J-REIT(ジェイ・リート)」という不動産投資信託での運用が考えられます。これは、ホテルやオフィス、マンションなどの不動産に投資するのですが、資産の証券化という手法を使っており、小口での投資が可能ですので、数万円程度から購入できます。主に、賃料収入から得られる利益が年に1、2回、安定的に分配されます(平均分配金利回り3.73%※)。もちろんこのような高利回りが期待できる反面、金利変動の影響や賃料収入の低下などにより、J-REIT自体の価格が変動するリスクはありますので、注意が必要です。
ただ、このところの日銀のマイナス金利政策の影響で10年国債利回りが0.056%※などという超低金利時代においては、分散投資のひとつに不動産運用を加えるのも、一考の価値がありそうです。
※3月22日時点の各利回り