昨今の日銀の利上げに伴い、銀行の預金金利だけでなく貯蓄性保険商品の「予定利率」の引き上げが各社で進められています。日本生命では、2025年1月以降の契約から、毎月保険料を支払う平準払いタイプの年金保険や終身保険、学資保険などを対象に予定利率を引き上げるようです。
「予定利率」とは、契約の際に保険会社が契約者に約束する利回りのことで、保険会社は、契約者が支払った保険料の一部を、将来の保険金支払いのために約束した利回り(予定利率)で運用しています。予定利率を引き上げるということは、それだけ将来の運用益を見込めているということですから、契約者が負担する保険料は、その分引き下げられることになります。
これまでは各社先行して「一時払い」タイプの貯蓄性商品について、予定利率の引き上げを実施してきましたが、今回は平準払いタイプの商品が対象になります。現役世代の多くは、年金保険や学資保険などを平準払いで契約している方が多いことに鑑みると、家計負担の軽減につながる朗報と言えそうです。日本生命の試算によると、約40年ぶりに予定利率を引き上げる主力の年金保険では、予定利率が現在の年0.6%から1.0%になることで、保険料は最大5%弱安くなるとしています。
平準払いの個人年金保険は、保険料に対して「個人年金保険料控除」の適用がありますので、税金還付も利回りと考えると、かなりお得な積立商品だと言えます。将来への積立についても選択肢が広がっていますので、自分に合った方法を上手に組み合わせるようにしましょう。