現在、日本人の2人に1人が罹患する「がん」。もはや他人ごとではありません。がん患者の増加に対応すべく制定された「がん対策基本法」により、治療の方向性も今までの「入院治療」から「通院治療」へ大きく変わろうとしています。
がん治療といえば、かつては「手術」が中心でしたが、現在は「放射線治療」「化学療法(抗がん剤治療)」をも効果的に組み合わせた「集学的治療」が主流になりつつあります。また最近は、早い段階から「緩和ケア」を取り入れることで、患者の身体的・精神的痛みを取り除きながらがんを治療していくという考え方が重視されています。さらに、抗がん剤治療については厚生労働省が外来治療を推進しており、その数は過去7年間で20倍にまで増えています。
そのような状況を背景に、一昔前は「手術給付」と「入院給付」が主流だった民間保険会社のがん保険も、最近では「診断一時金(複数回支給されるタイプもあり)」や「通院治療(入院の有無を問わない)」を充実させる商品が増えています。
これからは医療の進歩や治療の方向性を知ることによって、これからの介護や医療についてどのように備えればよいか、見極めることが大切です。