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65歳以上の就業と健康との関係

 日本人は世界でも有数の長生きな国民といわれていますが、この先も寿命が延びる可能性があり、1990年生まれの現在28歳の人は、男性の5人に2人、女性の3人に2人が90歳まで長生きし、さらに女性については5人に1人が100歳まで長生きする見込みです。

 「人生100年時代」の到来が現実味を帯びてきていますが、35歳~64歳の現役会社員などに対する調査では、「働けるうちはいつまでも」を含めて、65歳以降も働き続けたいと思っている人が約5割もいる状況です。

 公的年金制度などに対する将来への不安から、働き続けることを選択せざるを得ない現実があるのかもしれません。実際、60歳以降も働いている人への調査では、60歳台前半は「生活の糧を得るため」と答えている人が最も多いのですが、60歳台後半においては「健康にいいから」「いきがい、社会参加のため」といった割合が増えています。

 実は、就業と健康維持の関係を表す都道府県ごとのデータがあり、これを見ると65歳以降の就業率が高い地域ほど、医療、介護費用が低く抑えられていることがわかります。

 一概に、働くことが健康につながるとは言えませんし、定年後はやりたいことがあるという方もいらっしゃるでしょう。ただ、65歳以降の生き方の選択肢のひとつとして「無理なく働き続ける」ことを加えてもよいかもしれません。

※厚生労働省「第5回社会保障審議会年金部会(平成30年10月10日開催)資料」より

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