今月7月21日、国立がん研究センターは、がん治癒の目安である「5年相対生存率」の全国推計値を公表しました。
この「5年相対生存率」とは、がんと診断されてから5年後に生存している人の割合を、日本人全体で5年後に生存している人の割合と比べた指標のことで、100%に近いほど治療で生命を救えるがん、0%に近いほど治療で生命を救い難いがんであることを意味します。
今回公表された全国推計値は、2006年~2008年の診断症例をもとに算出されたもので、がん全部位の「5年相対生存率」は62.1%であり、3年前の前回調査より3.5ポイント上昇しました。
「5年相対生存率」をがんの部位別にみると、前立腺、甲状腺、皮膚、乳房が90%を上回っています。つまり、これらの部位については、治療によって治り易いがんということがいえます。また、多くの部位において、早期に診断された場合に、生存率が良好なことも明らかになっています。
したがって、できるだけ早期にがんを見つけて治療することが重要であり、仮に治り難いといわれる部位のがんであったとしても、早期の発見であれば、生存率も高まることになるでしょう。定期的にがん検診を受けることが大切といえますね。