アサヒグループ

Weekly

FPトピックス

円の実効為替レートが歴史的な安値圏に低下! 為替レートと何が違うの?

 円安が加速し、24年ぶりの1ドル140円が目前になり、「実効為替レート」についての話題も増えてきました。通常の為替レートと違って実効為替レートはわかりにくいとよく聞きますが、どういうものなのか確認してみましょう。

 実効為替レートとは、ドル/円やユーロ/円など特定の為替レートを見ているだけでは判断できない、通貨の総合力を示す指標です。為替市場では、さまざまな通貨が売買されているため、ドル/円相場が円安でも、ユーロ/円相場は円高という場合があります。このようなときに、日本円が円高、円安どちらなのかを計るモノサシが「実効為替レート」です。株式の世界では市場全体の平均的な状態を示す指標として日経平均株価やTOPIXがありますが、為替市場のそれにあたるのが実効為替レートと考えることができます。

 下表は物価変動を加味した実質実効為替レートの現在の状況です。日本では一般的に、為替レートは1ドル100円というように外貨1単位がいくらになるかで表されますが、実効為替レートにおいては1円0.01ドルのように、1円がいくらの外貨になるかで表されているため、現在のように数値が小さくなるほど円の価値は安くなります。いまの日本円の価値は1995年の150台から6割低下し、1980年以降で最も低い水準になっています。エネルギー資源や原材料などを輸入に頼る日本では、円安による輸入コスト増加でモノの値段が上昇し、今後も円安が続くことで生活への影響がさらに大きくなることが懸念されています。日本円の価値がどのように変化していくのか、実効為替レートの推移にも注目していきましょう。

FPトピックス バックナンバー ※タップするとリストが表示されます。

Copyright c2014 Know's i-land,Inc.All rights reserved.