新型コロナウイルスの感染拡大は落ち着きを見せているものの、依然として社会への影響は大きく、長引く様相を呈しています。こうした状況から、5月27日に今年度の第2次補正予算案が可決されました。政府は相次いで施策を発表していますが、私たちが自分で申請しなければならない制度が多くなっています。自分に関連する制度がどれなのかをしっかり把握して対応していきましょう。
中でも、世帯収入の激減、アルバイト収入の激減・中断など、大学生等が受けている経済的な影響は、学生生活そのものに大きな影を落としています。学生が進学・修学をあきらめることがないよう、学びの継続のための「学生支援緊急給付金」が支給されることになったことは報道でもご承知のことと思います。
この給付金の支給を受けるには、学生等が各大学等に申請を行います。大学等が要件に該当するかどうかを審査した上で、日本学生支援機構(JASSO)に学生等の推薦リストを提供し、JASSOから学生の口座に給付金が振り込まれます。支給額は、住民税非課税世帯の学生等の場合は20万円、それ以外の学生等は10万円です。要件としては、家庭から多額の仕送りを受けていないこと(目安としては家庭からの仕送り額が年間150万円以上(授業料を含む))、原則として自宅外で生活をしていること(自宅生についても、経済的に家庭から自立している学生等は対象とする)、生活費・学費に占めるアルバイト収入の割合が高いこと、家庭(両親のいずれか)の収入減少等により、家庭からの追加的支援が期待できないこと、新型コロナウイルス感染症の影響でアルバイト収入(雇用調整助成金による休業補償を含む)が大幅に減少(前月比50%以上減少)したこと、などがあります。
こうした、経済的に困難な学生等に対しては、今年 4 月から始まっている「高等教育の修学支援新制度」や、JASSOの貸与型奨学金の緊急採用(第一種奨学金)・応急採用(第二種奨学金)、給付型奨学金(家計急変)など、これまでにも対策は公表されてきています。また、各大学独自の減免措置や給付制度なども行われていますので、在学している大学等からの情報にはもれなく目を通し、速やかに相談しましょう。学びの継続はこれからの人生に大きくかかわることですから、親子で情報を共有しあいながら、タイミングを逃さずに行動することが大切です。
【参考】
文部科学省「「学びの継続」のための 『学生支援緊急給付金』 申請の手引き」
https://www.mext.go.jp/content/20200520_mxt_gakushi01_000007321_01.pdf
日本学生支援機構(JASSO)「新型コロナウイルス感染症への対応について」
https://www.jasso.go.jp/news/1327624_1545.html