総務省の家計調査によると、勤労者世帯での家事に関する支出は、30年前と比べると約1.5倍にも増えており、なかでも掃除などの家事代行といった「家事の外部化」が進んでいるようです。家計に余裕のある高収入世帯が利用しており、とくに年収1,000万円以上ある世帯において、家事代行の利用がグッと増えています。
このように家事を他人に依頼する方法もありますが、まったく視点を変えて、家事を積極的に楽しむといった考え方もあります。それが「家事のゲーミフィケーション」というもので、掃除をする時のモチベーションを上げるため、ゲームの持つ、人を楽しませ熱中させる仕組みを取り入れた試みが、大妻女子大学社会情報学部において行われています。
掃除機に得点機能やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の投稿機能を付けた試作品で評価実験が行われ、きちんと掃除ができれば高得点が獲得でき、それに対する仲間からのメッセージも受けられる、といったものですが、概ね掃除が楽しくなったというアンケート結果が得られたそうです。
同じ家事でも取り組み方次第で大きく変わるもの!今後は、他者との競争心を煽る仕組みや掃除場所を検知するセンサを搭載して宝探しのようなゲームを取り入れるといったことも考えられているようで、子どもが家事を手伝うきっかけになるかも知れません。さらに掃除だけでなく、これからの家事の新しいカタチとしてゲーミフィケーション機能が付いた様々な商品化の実現が待たれます。