最近、よく耳にする「自動運転」。自分で運転しなくても車が目的地まで運んでくれる、そんな車が行き交う近未来都市のような光景を想像してしまいますが、実は自動運転はレベル0~5に区分けされており、ドライバーがすべて操作する通常の運転はレベル0、冒頭に述べたような完全自動運転はレベル4~5に該当します。
現在、部分的に自動走行が可能であるレベル2までが実用化されていますが、内閣府は、2020年~2025年に、レベル3以上の市場化という目標を掲げています。自動運転車の普及が進められている背景には、交通事故の削減という目的があり、2030年までに世界一安全で円滑な道路交通社会の構築を目指しています。
運転の安全性が高まることにより、事故の削減や渋滞が緩和され、現在生活の足がない地域であっても、利用者のニーズに即した生活を支える新たな足となることが可能でしょうし、昨今問題視されている高齢者の運転についても、安心して自動運転に任せることができるでしょう。私たちのライフスタイルが大きく変わることが期待できそうです。
ただし、自動運転車が社会に受け入れられるためには、万が一事故が発生した場合のセーフティネットを整備しておくことはもとより、その際の責任関係が明確になるような整理も必要ですので、関係府省庁による取組が急務といえるでしょう。