最近、買物に出かけると、物価の上昇を実感される機会が増えているのではないでしょうか?
食卓に欠かせない卵は前年同月比(2014年7月)で10%強、チーズはなんと14%強も上昇しており、朝食のメニューをも直撃しています。
消費者物価指数(生鮮食品を除く・消費税引き上げの影響を除く)でみると、現在のところ、アベノミクスが目指す「インフレターゲット2%」はまだ達成されていないものの、前年同月比(2013年7月)で1.3%上昇しており、このままでいくと目標値の実現も現実味を帯びてきました。
では、現在と同じ1.3%の物価上昇がこれからも毎年続くと仮定した場合、今日の100万円は将来いくらの価値になってしまうのでしょうか?表面上は将来も1万円札が100枚あることには変わりないものの、その価値は10年後には93.7万円、30年後には何と67.9万円にまで下落してしまいます。
米国ではインフレによって自らの資産が目減りすることをリスクと捉え、そのリスクと向き合うだけの運用を考える習慣が備わっていますが、日本ではそうした考え方が未だ標準化していません。しかしながら、物価が上昇すれば将来もらえる年金も連動して増える、という時代も終焉を迎えようとしている現在、少なくとも資産を保つためには消費者物価指数の上昇幅と同程度の運用益を確保することは必須と言え、NISA制度などを上手に活用しての対応をおすすめします。どうしても運用は苦手、と言う場合には、税金の還付につながる保険年金商品を活用する、割引率の高いクレジットカードを利用するなど、「保つ」を意識したオリジナルな手法を検討してみられてはいかがでしょうか?