お金に関する知識や判断力、いわゆる「金融リテラシー」は、子どものうちから年齢に応じて身につけていってほしい「生きる力」の1つです。様々な体験を通して、時には失敗しながらも、お子さま自身が考えたり行動したりすることが、これからの人生に役に立つことでしょう。
最近では学校教育において、「金融教育」を重要視する動きが高まっており、最新の学習指導要領では、2022年度から、家計管理などを学ぶ高校の家庭科の授業で、「資産形成」について触れることが明記されました。学校で「資産形成」に関連する項目として、投資信託や株式などの金融商品について学ぶことになるのです。
小学校ではすでに、2020年度から新しい学習指導要領による学習が始まっています。例えば3年生の社会科では、消費者教育関連の内容として「販売の仕事」に関する理解の項目があり、子どもたちが実際に、スーパーや商店街などを訪問して、そこで働く人にインタビューを行ったり、「職業体験」として、品出しの手伝いをさせてもらったりなどの体験学習を通して、販売の仕事を学び、理解につなげている学校もあるようです。
子どもの金融経済教育においては「使う」と「稼ぐ」、双方の視点が必要ですが、学校での学びに合わせて、ご家庭でも金銭感覚や金銭管理について自然に身につくような機会を作ってみてはいかがでしょうか。モノを買う時にはお金が必要である、といったお金に対する概念は、幼児のうちから「お買い物ごっこ」をする中で理解していったり、一緒に買い物に行く際に見て覚えたりすることで身に付いていきます。また、大きくなっておこづかいをもらえるようになれば、欲しいものが何でも手に入るわけではないことや、計画的に買い物をすることの大切さを学んでいきます。昨今のキャッシュレスの流れから、電子マネーについても日頃から伝えておくとよいでしょう。お金との適切な付き合い方を知ることは、子どもにとって重要な“基礎科目”です。日常生活の中での学びを大切にしながら、生活スキルのアップにつなげていきましょう。